キガシラペンギン
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キガシラペンギン | ||||||||||||||||||||||||
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キガシラペンギン |
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Megadyptes antipodes Hombron & Jacquinot, 1841 |
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和名 | ||||||||||||||||||||||||
キンメペンギン | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Yellow-eyed Penguin |
キガシラペンギン (学名:Megadyptes antipodes)はキガシラペンギン属に属する一属一種のペンギン。亜種はない。
- 別和名はキンメペンギン、グランドペンギン、偉大ペンギン。
- 体長56~78cm。
- ニュージーランドの固有種であり、繁殖地は南東のオタゴ半島のオアマルから、スチュアート島およびオークランド諸島、キャンベル島などに分布している。
目次 |
[編集] 生態
- 成鳥は、一年中、繁殖地やその周辺で過ごす。
- ほとんどの個体は、夜間は繁殖地で過ごし、日の出とともに海に出て、16~19時の間に帰ってくる。
- 9月~10月にかけて2つの卵を産み、39~51日で孵化する。個々の巣は、他の巣とかなり離れたところに作られ、巣の分布密度は低いが、ヒナはまれにクレイシを形成することがある。ヒナは孵化106~108日後の2~3月に巣立つ。
- 本来は森に住むペンギンであるが、森林伐採に伴う牧草地の拡大などにより、もとの繁殖地を追われ、海岸部の灌木や草原の茂み、人間が作った巣でかろうじて繁殖を行う個体が少なくない。また、人間が連れて来た犬、猫、テン、フェレットなどの外来種により、生存が脅かされている。現在、最も絶滅が心配されているペンギンの一種。保護団体では、キガシラペンギントラストが有名。
[編集] Sibley分類体系上の位置
コウノトリ目> コウノトリ亜目> コウノトリ下目> コウノトリ小目> ミズナギドリ上科> ペンギン科
[編集] Status
- ENDANGERED (IUCN Red List)
- 個体数:4000羽、増減:変動、繁殖地:局地的
[編集] 分布
[編集] ex-link
- Yellow-eyed Penguin - BirdLife Species Factsheet
カテゴリ: Endangered | ペンギン類