ガスマスク
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ガスマスクとは、毒ガス・粉塵・有害ガス・微生物・毒素などから体を守るために顔面に着用するマスクで、目など傷つきやすい組織や鼻・口を覆う。日本語では防毒面と表記する。
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[編集] 種類
[編集] 防毒マスク
少量の有毒ガスに汚染された空気をその有毒ガスを除去するフィルター(吸収缶)を通すことによって無害化するタイプのガスマスクである。 汚染している有毒ガスにより適切な吸収缶を用いる必要がある。 吸収缶には寿命があり、使用前未開封時の有効期限および汚染環境下での使用時間を適切に管理する必要がある。 マスクに直接吸収缶が付いている形式のものを直結式、マスクと吸収缶が分離しホースでつながっている形式のものが隔離式である。 隔離式は直結式に比べ、吸収缶を大きくすることが出来るため、より高い濃度の有毒ガスに対応できる。 吸収しきれないほど高い濃度の有毒ガスに汚染された環境や酸欠(酸素濃度が16%以下)の環境においては使用することができない。 このような場合には給気マスクを使用する必要がある。
[編集] 給気マスク
有毒ガスに汚染された、あるいは酸素が不足した空気を完全に隔離し、代わりに外部から安全な空気を供給するタイプのガスマスクである。 空気の供給源にはボンベ型のもの、コンプレッサーにより送気するタイプのものなどがある。
[編集] 防塵マスク
固体の微粒子が浮遊している空気をフィルターを通すことによって微粒子を除去して無害化するガスマスクである。 防毒マスクに粉塵用フィルターを組み合わせて両方の役目を同時に果たすタイプのものもある。
[編集] 医療用マスク
細菌やウイルスによって汚染された空気をフィルターを通すことによって無害化するガスマスクである。 粉塵マスクの一種ともいえるが、除去対象である細菌やウイルスは通常の粉塵マスクで除去する粉塵の大きさよりもはるかに小さいため、特別なフィルターを使用する必要があり別物として扱われる。
