カトリオーナ・マッコール
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カトリオーナ・マッコール(Catriona MacColl, 1954年10月3日 - )は欧州の映画やテレビで活動する俳優。イギリスのロンドン生まれ、現在はフランスに在住する。
作品によって名前の表記が Catriola MacColl / Katherine MacColl / Katriona MacColl / Catriona McCall とぶれる事がある。
1964から1972年まで英国ロイヤル・バレエ団に在籍。その後、フランスはマルセイユのローラン・プティ・バレエ団に転じた。
ニースの演劇学校で演技を学び、1978年にフランスのテレビドラマ「Il était un musicien」のエピソードの一つで主役としてデビュー。 その後、1979年3月(フランスでは1980年)に公開された日本映画『ベルサイユのばら』で主役のオスカルを演じて注目を集め、TV-CFなどにも出演して名声を得るが、映画の評価は芳しくなかった。
なお、海外では脇役で出演したイギリス映画「Hawk the Slayer」が先に公開されており、IMDbなどのフィルモグラフィではこちらが映画デビュー作として扱われている。
1980年、ルーチョ・フルチのホラー映画『地獄の門』に主演。更に1981年『ビヨンド』、『墓地裏の家』と立て続けに出演した事から、ホラー映画ファンには未だ「フルチ映画のヒロイン」として認識されている面が強い。
1998年にはジェイムズ・アイヴォリー監督の『シャンヌのパリ、そしてアメリカ』にゲスト出演した監督ボブ・スウェイムの妻役で顔を見せていた。
近年はTVシリーズのレギュラーなどでフランスで活躍している。