エジムンド

エジムンド（Edmundo Alves de Souza Neto, 1971年 4月2日 - ）は、ブラジル、リオデジャネイロ州のニテロイ市出身のサッカー選手である。

[編集] 経歴

1992年からブラジルのヴァスコ・ダ・ガマやパルメイラスでプレーし、1997年の南米選手権や翌年のフランスワールドカップではフォワードとして活躍した。その後、イタリア・セリエAのフィオレンティーナに移籍し、マニュエル・ルイ・コスタ、ガブリエル・バティストゥータらと並んで華麗な攻撃陣の一角を占めて活躍した。

2001年にはJ2降格の危機に立たされていた東京ヴェルディ1969に入団。シーズン終盤5試合で2得点と活躍し、チームのJ1残留に大きく貢献した。

翌2002年もヴェルディのゲームメーカー兼エースストライカーとして大活躍したが、高額な年俸がネックとなり浦和レッズに移籍。2003年のシーズン開幕直後にハンス・オフト監督との意見の相違からブラジル帰国を希望し、まもなく退団。

フルミネンセでは再びロマーリオと2トップを組み、話題になった。長期の負傷から復帰したばかりの2005年にノヴァ・イグアスへ移籍するが、一ヶ月足らずで退団。直後に加入したフィゲイレンセでエースとして活躍。2006年には古巣である名門パルメイラスに移籍した。

数多くの問題行動から、彼につけられたあだ名は「野獣（アニマウ）」だった。
プレーそのものの質はハイレベルでありながら素行の悪さでも有名だった。ブラジル代表では犬猿の仲とされたロマーリオがキャプテンマークをつけることをキックオフ前に知り、自ら試合出場を辞退したこともある。
クルゼイロの選手として出場した古巣のバスコ・ダ・ガマ戦では「バスコから点を取りたくない」と公言。試合中、故意にPKを外すなどして戦力外通告となった。
2001年シーズンのヴェルディJ1残留を決めた最終節、FC東京戦の試合後に涙を流した。
ヴェルディには緊急補強要員として入団したが、目的のJ1残留成功によりすぐに退団という予想を覆して2002年シーズンも残留した。ここではハイレベルかつ献身的なプレースタイルを見せてクラブに貢献、サポーターにも愛された。その一方、2003年に移籍した浦和レッズではオフト監督の指導方針に納得がいかず（当時のインタビューでは迷いを覗かせている）、遂には痛烈に批判して早期退団を強行するという本来の気性の荒さものぞかせた。
日本からブラジルに戻った後は、かつての交通死亡事故について罪を問われ、一時収監された。