アントニス・ニコポリディス
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アントニス・ニコポリディス(Antonis Nikopolidis、1971年1月8日 - )はギリシャ出身のサッカー選手。ポジションはゴールキーパー。ギリシャ・サッカーリーグ・オリンピアコス所属、ギリシャ代表。身長187cm、体重88kg。非常に冷静で安定感のあるセービングが持ち味だが、空中戦、反応にも優れる。顔が日本のシンガーソングライターの平井堅に似ている。
[編集] 経歴
1987年にギリシャリーグ3部のアナゲニシ・アルタスに入団、1989年にギリシャリーグ強豪のパナシナイコスに移籍する。移籍後怪我に苦しみ、89-90シーズンに5試合のみ出場した後は4年間リーグ戦出場が1試合もなかったが、94-95シーズンに移籍後初の先発出場を果たす。そして1997年からレギュラーに定着し、以後チームの中心選手となるが、リーグ戦ではオリンピアコスの前に優勝を果たすことはできなかった。一方、ギリシャ代表では1999年8月18日のエルサルバドル戦で代表初出場を果たす。その後、2001年頃に正GKに定着、EURO2004予選では全8試合でわずか4失点に抑え、スペインを抑えグループ首位を確保し、24年ぶりのヨーロッパ選手権出場を果たす。本大会の開幕前、ニコポリディスが「わが代表チームを愛して欲しい」と訴えた言葉は、多くのギリシャ国民の心へと伝わる。そして本大会では予選と同じくニコポリディスを中心とした堅守でギリシャは決勝トーナメントに進出、決勝トーナメントでもフランス、チェコを破り、決勝戦では開幕戦に続く対戦となったポルトガルを完封し、見事初優勝を果たし、ニコポリディスはチェコ代表のペトル・ツェフとともに、EUROオールスターのGK部門に選ばれる。そして、ギリシャリーグでは名門であるオリンピアコスへの移籍が決まる。EURO2004の制覇により、ギリシャはW杯出場の期待が高まったが、この頃からギリシャ代表の力が衰え始め、またニコポリディスにミスが目立つようになり、ヨーロッパ代表として出場したコンフェデレーションズカップ2005ではグループリーグ最下位に終わり、さらにW杯予選では、ウクライナ、トルコ、デンマークと同組になり、ギリシャはまさかの4位となり予選敗退となってしまった。
[編集] 所属チーム
オリンピアコス - 2006-2007 |
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1 カフェス | 3 ドミ | 5 カプシス | 6 ストルティディス | 7 カスティージョ | 8 マリッチ | 9 オッカス | 10 リバウド | 11 ジョルジェヴィッチ | 14 ジェブワコフ | 16 ネー | 17 タラリディス | 18 ボルハ | 19 コストゥーラス | 21 ゲオルガトス | 22 エロル | 23 コンスタンティヌ | 27 ウアドゥ | 30 パントス | 32 アナトラシス | 33 レーメンス | 40 ババンギダ | 55 セザール | 71 ニコポリディス | 74 ブティナ | 77 パッパス | 監督 ソリード | 編集 |
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