アリス・リデル

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この項目では日本のクラッカーについて説明しています。不思議の国のアリスのモデルとなっている女性についてはアリス・プレザンス・リデルをご覧ください。

アリス・リデルは、日本の代表的なハッカーでありクラッカー。見方によってはスクリプトキディ、掲示板荒らし。本名増子努(ますこ・つとむ)。主に企業ターゲットのクラッキング行為に関わったと言われている。日本法や検挙事例に詳しく、犯罪になりにくい事件を起こすケースが多い。

匿名性を重んじる一般的なハッカーと違い、堂々と売名行為に及ぶ。全世界に多数存在する同種の人物の中で、本名や顔すら割れている。他人を不愉快にさせる事を最も好み、またそのための才能行動力においては間違いなく右に出るものはいないだろう。極度の自意識過剰で、自らのことを人気エンターテイナー的存在と思っているようだ。

[編集] 概要

初めて名が登場したのは1997年頃のあやしいわーるどにおいて、その後ゲスッやネットゲーム等で活動が散見されるも活動は徐々に縮小しているが、掲示板攻撃は現在も続けている。

あやしいわーるど初代管理人のしばと喧嘩し、あやしいわーるどを何度か潰している事で、同関係者から恨まれている。また初期の活動の中でオウム真理教の犯行に見せかけた事件も起こしており、同教団関係者からも恨まれる。教団幹部の河上イチローからは名指しで批難された。

著書に、ネットゲームの裏事情を綴った「ネットゲーム　チートRMTの教科書　ISBN 4887188242」がある。現在はiRCの重要幹部。窃盗の前科もあり、被害総額数千万円。１９９７年に逮捕され、現在執行猶予中。盗んだ商品を再び店に持ち込んでばれる。スキー場等を荒らした経験もあり。これらの事を本人は否定しているが彼のネット上の素行の悪さを見る限り果てしなく黒に近いと言えよう。なお彼を崇拝する人々のことをアリス原理主義者と呼ぶ一方、反感を持つ輩も多い。掲示板攻撃対策のサイトを運営していたが、「売名が目的」という見方が一般的である。現在の所属はscenecritique、あやしいわーるど@iRC及びぁゃ風呂。かつて行っていた自己主催のグループやサイトは持たない。ハンドルネームの由来は、かつて自身が開いていたサイトにおいて不思議の国のアリスになぞらえた犯行声明を行っていた事より。それ以前のハンドルはDUKEで、これは荒らしプログラムの代名詞ともなっている。

[編集] 関連事件

アリスが関わったとされる事件は多いが、一般に知られる事件は次の通り。一部に、インターネット内での事件でないものもある。

農水省オウムソング事件: 1997年、農林水産省が設けた省庁内webにおいて、オウム真理教のテーマソングが流れる事件があり、これを重く見た警視庁はオウム真理教信者宅等を家宅捜索する事態へと発展した。犯人は教団と全く無関係なアリス・リデルであったと噂されるが、事件自体の、オウム真理教との関連を否定したくない警察関係者により当人は何の処罰も受けなかったと噂される。事実上、日本初のサイバーテロ事件にして唯一、犯人が捕まらなかった事件でもある。
坂本弁護士web閉鎖事件: 1997年当時、オウム真理教関連で問題となっていた坂本弁護士の掲示板が荒らされ、閉鎖に至った事件。アタック手法がwebの書き換えなどではなく、インターネットの迷惑行為において最も法的介入の困難な掲示板荒らしであったため、事件化しなかった。
地下鉄銀座駅オウムソング事件: オウム真理教による地下鉄サリン事件直後、地下鉄銀座駅構内放送で、同教団のテーマソングが流れた。オウム真理教関連事件として広く報道されたが、後に当時の銀座駅構内放送の無線マイク等についてアリスが述べた事が切っ掛けとなり、当人の仕業であった事が濃厚。
JR横浜駅バルサン事件: 1995年当時、JR横浜駅トイレにおいてバルサンが炊かれる事件があり、地下鉄サリン事件の直後だった事もあり新聞沙汰となる。銀座駅オウムソング事件と合わせ、当人の具体的な情報公開により、当人の疑いが濃厚。
NHK-FM佐倉局電波ジャック事件: 1985年頃、千葉県佐倉市のNHK-FM局が何者かに数分間乗っ取られる事件が起きた。後にアリスが述べた詳細な犯行手口から、アリスの犯行による可能性が高い。
JustSystem事件: JustSystemのWebトップページに、アリスの運営していた反セキュリティサイトロゴが犯行声明よろしく張り出され、雑誌等で取り上げられる。
ぽんぽんネット事件: アリスを慕っていたハッカー、HighwayBLOODが起こしたクラッキング事件。ぽんぽんネットというISPのサーバー権限を取得し恐喝、2週間ほどで逮捕されるも中学生だった事が発覚。実名報道はされていない。なお、アリスはこの事件でNHKニュースにコメンテーターとして出演している。
PerlDUKE: 掲示板を荒らすための荒らしプログラムの一種。DoSプログラムの一種でもある。荒らし目的を達成するためのプログラムは数多かれど、アリスが作ったとされるPerlDUKEはサーバーサイド実行という利点を持っていたため、その被害が著しかった。
Anti-warez: アリスが起業したとされる、違法コピー摘発企業（株式会社）。いくつかの雑誌等で掲載される。しかし実体はなく不透明で、何らかの事件の隠れ蓑であったという見方が強い。
ネットゲームクラッキング・脱税・中華手引き事件: 人気ネットゲームラグナロク・オンラインにおいて、オールミスチート、油チートなどと呼ばれる、世界観を破壊するレベルのクラッキングを行ったとされる。また、直接操作せずにキャラクタが自動活動するBOTプログラムを同時に多数駆使しゲーム内貨幣を自動的に集め、ゲーム内貨幣をRM(リアルマネー。日本円)とトレードすること(リアルマネートレード。RMTと表記される)により莫大な収入を得た。自身曰く、この収入で車を二台購入したとの事。脱税をしているとの専らの噂。自身が開発したBOTプログラムを中国人にばら撒き、金銭目的の中国人が大量にBOTプログラムを走らせ、著しくゲームのバランスの崩壊に加担している張本人とまことしやかに囁かれている。この件に関しラグナロク・オンライン運営企業は、クラッキング、RMT、BOTそのものの存在を否定している。