まほろば号

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太宰府市観世音寺付近を走行中のまほろば号

まほろば号は、福岡県太宰府市が運行するコミュニティバスである。

[編集] 概要

太宰府市内を結ぶ公共交通機関の整備を目的として1998年 4月1日から運行されているコミュニティバスである。九州初のコミュニティバスで、地方公営企業および福祉バスを除くと福岡県内で自治体がバス運行に関わった初めてのケースである。

新規路線開設や西鉄バスの廃止路線の代替運行で路線網を拡大している。採算は取れていないが、赤字分については市の予算（一般会計）から補填している。

[編集] 運行ルート

1：■大佐野回り: 内山（竈門神社前）→菅谷九州情報大学前→宮前→西鉄太宰府駅→五条（郵便局前）→太宰府市役所前→観世音寺→大宰府政庁跡→通古賀近隣公園→西鉄都府楼前駅→都府楼南→大佐野公園前→つつじヶ丘→長浦台→青葉台→吉松→市民プール前→西鉄都府楼前駅→通古賀近隣公園→大宰府政庁跡→観世音寺→太宰府市役所前→いきいき情報センター（西鉄五条駅）→五条台口
2：■吉松回り: 大佐野回りと逆順
3：■水城回り: 五条台口→いきいき情報センター（西鉄五条駅）→太宰府市役所前→観世音寺→大宰府政庁跡→関屋→西鉄都府楼前駅→洗出→筑紫医師会館前→国分寺入口→水城の里郵便局→水城ヶ丘中央公園→水城跡→国分寺入口→国分小学校→文化ふれあい館→筑前国分寺→筑紫野警察署水城交番前→洗出→西鉄都府楼前駅→関屋→大宰府政庁跡→観世音寺→太宰府市役所前→いきいき情報センター（西鉄五条駅）→五条台口
4：■国分回り: 水城回りと逆順
5：■北谷回り: 西鉄都府楼前駅→通古賀近隣公園→太宰府政庁跡→観世音寺→太宰府市役所前→五条（郵便局前）→西鉄太宰府駅→宮前→三条台入口→大原団地西→大原→松川→北谷口→只越集会所前→北谷運動公園前→只越→松合→大原→大原団地西→三条台入口→宮前→西鉄太宰府駅→五条（郵便局前）→太宰府市役所前→観世音寺→大宰府政庁跡→関屋→西鉄都府楼前駅
6：■都府楼回り: （内山・五条台口方面から／関屋経由）→西鉄都府楼前駅→通古賀南→都府楼団地入口→都府楼団地中央→JR都府楼南駅→都府楼公民館前→都府楼団地中央→都府楼団地入口→通古賀南→西鉄都府楼前駅→（関屋経由／内山・五条台口方面へ）

↑には書いていないが、５ルート以外は内山（竈門神社前）発着便・五条台口発着便がそれぞれある。また、内山（竈門神社前）～五条台口、西鉄都府楼前駅発着便、太宰府市役所前発着便などの区間便もある。

[編集] 沿革

1998年4月1日運行開始。当時の運賃は区間により180円と200円の二段階。
1999年6月1日水城・国分地区路線新設、1日フリー乗車券（500円）発売
2002年1月1日運賃を全区間100円均一に変更、1日フリー乗車券を300円に値下げ
2002年4月1日北谷・松川地区路線新設、3ヶ月フリーパス発売
2002年7月利用者100万人突破
2004年2月1日都府楼団地地区路線新設

[編集] 運行会社

太宰府市から西日本鉄道（西鉄）に運行を委託し、実際の運行については西鉄が子会社である西鉄バス二日市に運行を委託する形となっている。このため、車両は西鉄が保有しており、乗務員は西鉄バス二日市に所属する。

[編集] 車両について

車両は日産ディーゼルの小型超低床バスRN系）に統一されている。「まほろば号」専用車両であり、塗装は薄緑色に薄紫色の帯。

最初は3台の導入だったが、路線網の拡大により増備が進められ、2003年からは9台となっている。導入順に1～9までの番号が付けられている（これとは別に西鉄の社番も付されている）。全車とも原営業所所属。

[編集] 運賃について

小学生以上は全区間100円。保護者同伴に限り、幼児二人までは無料。
フリー乗車券が発売されている。一部観光施設への入館割引がついている。
また1ヶ月と3ヶ月のフリーパスが発売されている。
身体障害者手帳所持者、療育手帳所持者、精神保健福祉手帳所持者への補助がある。
西鉄バスカードとよかネットカードの利用が可能。グランドパス65、エコルカードの利用はできない。

[編集] 利用の実績

年度	利用人員
平成11年度	203,612人
平成12年度	227,715人
平成13年度	263,044人
平成14年度	454,930人
平成15年度	495,008人
平成16年度	456,003人
平成17年度	446,190人