かんべむさし
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かんべむさし（1948年1月16日 - ）は、兵庫県出身の小説家、SF作家、エッセイスト。本名は、阪上順（さかがみ じゅん）。
目次 |
[編集] 経歴
父親の赴任先の金沢で生まれ、新潟を経て関西に戻る。関西学院大学社会学部卒業。広告代理店勤務時に、『決戦・日本シリーズ』を『SFマガジン』のコンテストに応募。選外佳作に選ばれ、同誌に掲載されたことより、作家へと歩み始める。SF同人誌『NULL』に参加。1977年、『サイコロ特攻隊』で第8回星雲賞受賞。1986年、『笑い宇宙の旅芸人』で第7回日本SF大賞受賞。
『課長の厄年』は、TBSにて『課長サンの厄年』というタイトルでドラマ化された。また、短編『車掌の本分』は、中学生向け国語の教科書に収録されていた。
現在、『むさし・ふみ子の朝はミラクル!』（ラジオ大阪・平日6:15～8:52）メーンパーソナリティーを務めている。
2006年9月20日、日経関西版サイトのコラムにておたくを「顔や人相が異様」と批判し、ネットで物議をかもした。
[編集] 作風
初期は、独自の言語感覚で奇想と笑いにあふれる短編を連発し、筒井康隆の後継者と目された。その後、幻想的な未来小説、世代論的なテーマなどに作風を広げ、近年は軽妙ななかに辛辣な風刺を込めたサラリーマン小説が多い。最新作『理屈は理屈 神は神』で金光教への入信をカミングアウトしたが、布教臭は皆無で、信者でありながら第三者的視点をまったく失わないという異例の書。「新興宗教への入信 → 作家としての自由な思考が失われる」という一般的イメージの例外となる可能性が高い。
[編集] 作品リスト
[編集] 長編
- 就職ゴリラ塾
- 同姓同名逆人生
- 課長の厄年
- 虹の架け橋3時のおやつ
- 人事部長極秘ファイル
- 重役追放 人事部長極秘ファイル2
- こちらFM遊々です！
- 公共考査機構
- 奮戦！リストラ三銃士
- 笑い宇宙の旅芸人
- 第二次脱出計画
- 黙せし君よ
- 片隅の決着
- 東京B・B計画
- 38万人の仰天
- すっとび晶子の大跳躍
- 孤冬黙示録
- サイコロ特攻隊
- トラウム映画公社 物語の王国
- 笑撃☆ポトラッチ大作戦
- 強烈☆イジョーシキ大笑乱
- 大江戸馬鹿草子
- 太平放送24時
- 笑撃空母アルバトロス
- 同姓同名逆人生
- 泡噺とことん笑都
- ざぶとん太郎空をゆく！
- ナルナルかぼちゃを守れ！―みかたシスターズの大冒険
- 急がば渦巻き
[編集] 短編集
- ポトラッチ戦史
- 社長室直属遊撃課
- 俺はロンメルだ
- 原魚ヨネチ
- スパイの内幕
- 宇宙の坊っちゃん
- ベルゴンゾリ旋盤（メイド・イン・・・）
- かんちがい閉口坊
- 建売住宅温泉峡
- ひとりおきの犯人
- 百の眼が輝く
- 決戦・日本シリーズ
- 日の本一の果報者
- 妄想特急
- お爺さんの宇宙
- トロッコ ふしぎ文学館
- 遠い街・恋の街
[編集] ショートショート集
- 水素製造法
- 遊覧飛行
- 巡回洗脳班
- 環状0号線―むさしのミラクル・ワールド
[編集] エッセイ・その他
- むさし日曜笑図鑑
- むさしキャンパス記
- 上ヶ原 爆笑大学―新版むさしキャンパス記
- むさし片眼鏡
- むさし走査線
- ひらめきの技術―20奇譚による発想教室
- フタゴサウルスの襲来
- 理屈は理屈 神は神
[編集] 堀晃と共著
- SF街道二人旅
- 時空いちびり百景
[編集] 小松左京と編著
- さようなら、ロビンソン・クルーソー(海外SF傑作選1)
- 気球に乗った異端者(海外SF傑作選2)
[編集] 外部リンク
- [1]（本人が運営しているページ）
