海老名香葉子
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海老名 香葉子（えびな かよこ、1933年10月6日 - ）は、日本のエッセイスト、絵本作家、作家である。
東京府東京市本所区（現・東京都墨田区本所）出身。第二次世界大戦中、静岡県沼津市に疎開。そのさなかに起きた東京大空襲で両親・祖母・兄二人・弟の家族6人を亡くす（三兄の中根喜三郎（現・釣竿職人）のみ生き延びる）。身寄りを亡くしたため、親戚をたらいまわしにされるが、父の知人であった三遊亭金馬 (3代目)に引き取られる。金馬の家に林家正蔵(七代目)の妻が出入りしていた関係から、林家三平 (3代目)と結婚。三平の芸能生活を陰からサポートした。
自身の戦争体験を絵本などにまとめ、平和の尊さを訴えている。講演活動やテレビ出演も多い。また、週刊誌などで人生相談の回答者としても活躍している。
海老名美どりと泰葉は娘、林家正蔵 (9代目)と林家いっ平は息子。峰竜太と春風亭小朝は義理の息子。下嶋兄は孫。
2006年10月、政府の教育再生会議委員に就任。
2006年11月、赤旗まつりで市田忠義とトークショーを行い、憲法九条の堅守を訴えた。戦争を回避するために、何よりも重要なものと考えている。
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[編集] 実子の『林家正蔵』襲名への執念が伝わっていたエピソード[要出典]
江戸落語林派の大名跡「林家正蔵」は7代目以降嫁ぎ先の海老名家が告ぐ者と思われていたが8代目がのちの林家彦六が継いでしまったため結果嫁ぎ先が一時貧乏のどん底に喘いでしまったという。その体験を知る香葉子は夫の林家三平に9代目を継がせたいと願っていたが三平で人気が出てしまったため結局かなわず。
しかし1980年に夫・三平が死去。その際に8代目の林家正蔵から名跡を返還するとの通知が来ると今度は長男の泰孝に9代目を継がせたいとあれこれ努力する。しかし泰孝は本名で芝居をするなど落語以外での活動も行っていた。という所に泰孝が下ネタを売りにする劇団WAHAHA本舗の設立に奔走。結成メンバーとなっていて下品な芝居にも打ち講じるようになったという報が届いたのだ!
香葉子は泰孝を呼びつけると究極の選択を迫った。
「（林家）正蔵を取るのか?!それとも下品なお笑い芸人になるのか?!」
さらに香葉子は畳み掛けるように「こんな馬鹿みたいな所にいたら一生継げなくなるよ!先代（＝8代目、後の彦六）に申し訳ないでしょ!!」と半ば脅し同然に叱責。母の気迫にびびった泰孝はWAHAHA本舗の脱退を決意し落語家として精進する道を選んで結果林家こぶ平で真打となる。
近年こぶ平は9代目を襲名した。これにより香葉子の念願が叶ったわけであるが上記のエピソードは香葉子自身が下ネタを露骨なまでに嫌っていたという理由もあるが実子に究極の選択を迫ってまで継がせようという所に「林家正蔵」への執念が感じられる。
[編集] 主な著作
- うしろの正面だあれ
[編集] 主な出演番組
[編集] 海老名香葉子を演じた女優
- 有森也実…花王ファミリースペシャル「林家三平夫人物語 どうもすいません！」（1993年・関西テレビ）
- 菊川怜…「林家三平ものがたり おかしな夫婦でどーもスィマセーン！」（2006年・テレビ東京）
- ※いずれも役名は「かよ子」となっており、「香葉子」は本名でない可能性がある。
