アンバサダー
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アンバサダー（Ambassador）は世界各国にあるディズニー・テーマパークで選ばれる「親善大使」の名称。
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[編集] 経緯
1965年に、アメリカ・カリフォルニアの「ディズニーランド」で初めてアンバサダーが誕生した。当時のウォルト・ディズニーは多忙の日々を極めていたため、彼にかわって公式行事に出席したり、講演で「ディズニーランド」を紹介したり、「ディズニーランド」を訪れる特別なゲスト（来園客）を案内したりする役割を務める人物が必要となった。そこで彼は、「ディズニーランド」のキャスト（従業員）の中から適格な人物を選び、その活動を委ねたのであった。以来40年以上たった現在でも、世界各国のディズニー・テーマパークで、キャストの中からアンバサダーが選ばれ、多方面にわたる活動を通して、世界中の人々にディズニーの夢を届けている。
[編集] 日本でのアンバサダー
東京ディズニーリゾートでは、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー共通のアンバサダーとして「東京ディズニーリゾート・アンバサダー」を選んでいる。毎年1月1日から12月31日までの1年間「東京ディズニーリゾート」のキャストを代表する親善大使として活動している。毎年新年の1月1日には、東京ディズニーランドのショーベース、東京ディズニーシーのウォーターフロントパークにて就任式が行われる。
[編集] 選出方法
6月から7月の期間に応募を受け付け、候補者を絞り込み（面接・論文）、9月もしくは10月に行われる「アンバサダー候補者発表セレモニー」で最終候補者が決定する。3ヶ月間の研修を受けた後、翌年1月1日に行われる就任式で、正式に「アンバサダー・ピン」が引き継がれる。
選考では、自薦他薦・性別不問とされているが、過去選出されたアンバサダー全員が女性であるため、“女性である事が選出の際の不文律になっているのでは”と一部で囁かれている。これは、海外のパークで多くの男性アンバサダーが誕生していることと比較すると、少し異常な状態であると言える。また、和久井映見に似た女性や、ボーイフレンドなどの浮いた話が無い人物が選出されやすいといった話も一部ではある。
[編集] 主な活動内容
テレビ・ラジオへの出演などによる東京ディズニーリゾートの紹介（広報活動）、児童福祉施設や病院の訪問（福祉活動）、表敬訪問・地域活動への参加・東京ディズニーリゾートを訪れる国家元首の案内（親善活動）があげられる。
[編集] 歴代のアンバサダー
1983年から1999年までは「東京ディズニーランド・アンバサダー」、2000年からは「東京ディズニーリゾート・アンバサダー」。氏名は就任当時のもの、敬称略。なお、歴代のアンバサダーの写真は、東京ディズニーリゾートの運営母体であるオリエンタルランド本社内に、整然と飾られている。
- 1983年 寺崎八重子
- 1984年 萩原留美
- 1985年 田村淳子
- 1986年 五十嵐弘子
- 1987年 古山節子
- 1988年 田中美和子
- 1989年 似鳥千夏
- 1990年 湧川桂子
- 1991年 中村文理
- 1992年 加子美千代
- 1993年 厚地恭子
- 1994年 梅香緒里
- 1995年 板倉しずか
- 1996年 斎藤朋子
- 1997年 佐藤道子（東京ディズニーランド・ワークルームキャスト）
- 1998年 髙坂麻紀（東京ディズニーランド・カストーディアル）
- 1999年 大藤良子（東京ディズニーランド・セキュリティーオフィサー）
- 2000年 日比谷麻子（オリエンタルランド・運営部）
- 2001年 四柳聡子（東京ディズニーランド・ビックサンダー・マウンテン）
- 2002年 浦野彩（東京ディズニーランド・白雪姫と七人のこびと）
- 2003年 緒方志乃（オリエンタルランド・営業推進部）
- 2004年 犬塚陽子（東京ディズニーランド・れすとらん北齋）
- 2005年 西川智子（東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ・ベルキャスト）
- 2006年 杉山尚子（東京ディズニーランド・パークインフォメーションボード）
- 2007年 羽鳥真理香（ミリアルリゾートホテルズ・総務部）
